世の中は昼も夜も物騒で、
計画性のあるストーカーやら衝動的な暴行やら、
特に女性には普段の生活に於いても危機管理として、
咄嗟の回避能力が必要。
路地裏を歩く時には背後からの気配を素早く察知しなくちゃダメ。
人っ気がなく街灯もまばらな夜道を一人で歩く肌の露出が多めな女性とのすれ違いざまに
「彼女が襲われませんように……お祈りお祈り……」と念をおくる。
日頃、そんなお祈りをしまくっている僕もストーカーさんに生活を断片的に覗かれているようだ。
でも僕は男だからね。大丈夫。逆に待ち伏せして諌めたからね。大丈夫。
だけどM男の僕は溜まってくると、ガチで女性に襲われたいとテンパリ妄想に陥る時があるから困ったものだ。
下戸な僕に少量の酒が入った時など「ストーカーさん今来て欲しいなぁ」
なんていけない考えをおこしてしまうほどの危機管理能力の無さは刹那的快楽に走るタイプ。
これってハードなM女さんやハードな青カン趣味の女性も
時々思ってしまうのかな?という疑問をぶつけてみたある女性。
その答えはあえて言いません。察することができる人は察したままでいいですが、
言えることはただ一つ。暴コウや強カンはいけない。マジでいけない。青カンもひっかかる。
今となれば随分と危なっかしいことをしたものだと反省しまくりの日々。
白昼、打ち合わせ先へ急ぎ足で向かう。
近道、ショートカットした路地裏の角を曲がると若い女性が前を歩いていた。
追い抜きたいけど道が細すぎる。時間がもったいない、ショートカットした意味が無い。
いきなり横をすりぬけるとビックリさせてしまう。さてどうしよう。
背後から大きな咳払いをしようか。
「すみませーん、追い抜きまーす」と言ってから抜こうか。さてどうしよう。
「怪しい者ではありませーん、追い越しますよー、イチ ニーノー サンで追い越しますからね」って言う?
「前の女性!左に避けなさい!」、まるで警官みたいだな。
何も言わずに女性の背後でピタリと歩調を合わせる路地裏の男こそ怪しくて恐怖感を与えてしまう。
口で「チャリンチャリン」とでも言おうか。
そういう時の為に、チャリベルを持ち歩こうかとまで考える。
いや待てよ、スマホのアプリで「チャリベル」というのがあったら即座に鳴らせるのにな。探せばあるかな?
などと考え、結局「すみませーん横通ります」と言ってしまう。
何故俺は謝っているのか。
横をすり抜ける時は、微かな芳い香りを漂わせた方が良いかな?なんてこともつい考えてしまう僕もおかしい。
まだ僕は20代のスーツ男子。そんなに驚かせてしまう事はないだろうと信じたいけど、
私服の中年男性なら、不審と疑われてしまうこともあるのではないか?気の毒だ、嗚呼気の毒だ。
――ん?この記事、前にもどっかで書いたことなかったっけ?お蔵入り記事だっけ?
通勤時の横断歩道。
女性の背後に立つのも気がひける。
女性が振り向いて目が合ってしまうと
「この男、私の透けブラ見てる?」と疑われているのではなかろうかと。
「いいえ違います、僕は透けブラなんて見ていません、僕は貴女の脚を見ていました」。
「そっちかーい!」って、ツッコんでくれる女性であって欲しい。
脚には頻繁に目がいく。失礼なこととは知りながらついつい見てしまう。
「見せたいんだからガンガン見ても良いんだよ」
「え?ガン見しててもいいの?」
「見られて喜んでる女もいるんだから」
「え?そうなの?」
「見られてると思うだけでじんわり濡れる女もいるんだから」
「え?マジで?」
「それ私かぁ~アハハ~・笑」
20デニール以下の黒パンストを穿いた女神様が脚を組みながら言っていました。
20デニール以下の黒ストッキングを好む女性は、
往往にして男に脚を見せて楽しんでいる場合が多い、と言ったのは誰だっけ。
それ、あると思います。
10デニールの黒なんて穿かれたら確かにヤバイ。
女性の方々も20デニール以下の黒を穿いた時って、
何かしらのスイッチが入るような気がするんだけどなぁ。
20は穿く頻度が多いから、10ぐらいのを穿いた姿を鏡に映した時に、あらっいいわね、と思う?
今日はいつもよりもアピールしちゃおうかしら、なんて思うのかな?
思って欲しいですね。どんどんアピールして欲しい。
そう願う脚フェチM男でした。