露出趣味を持つ女性は思いの他多い。
僕もソレを若干持ち合わせているから、
時折見せる女性の所作所作に、それを計り知ることができる。
外での行為を望んだ女性の意を汲み、そのまま店のトイレや夜の公園へと向かったのは、
条例にも刑法にも反していたから、今となれば反省すべき事だったと過ちを認める。
見せること。
相手の反応を見て楽しむこと。
モラルを侵さない生活の中、女性の深層を突き詰めてみれば、
薄手のブラウスやタイトなミニなどに
その嗜好をあっけらかんとちょっとだけ楽しんでいる女性達が顔を覗かせる。
ごめんなさい。またしても僕の勝手な見解、のようで外れてはいない気がする。
単に流行りのファッションを楽しんでいる、と言われたら、僕はそのファッションを褒めるだろう。
だって褒めて欲しいはずだもん。
コトバが浮いてしまわず、セクハラにならないコトバを選んで褒める。
誰かと待ち合わせをしている女性に、
僕ら野郎二人は彼女の耳にギリギリ届く程のボリュームで
「あんなかんじのヘアスタイル、めっちゃ好き」
「うんうんスゲー可愛いコだよな」と言った。
声が届いた彼女はこちらをチラリと見た。
僕らは「あっ、ごめんなさい」とペコリ。それだけ。
ある日、とあるコンビニで買い物をする女性は程よい露出のファッション。
「あのコの雰囲気すごいステキだね」
「うんうん、メッチャ可愛いんだけど」
たぶん彼女の背中から僕らの声が染み入ったようで、僕らに振り向いた。
「あっ、ごめんね」と言い、ペコリ。
その時もそこまででお終い。
ある日のスターバックス。
またしてもそこに現れた野郎が二人。
隣のテーブルには女性が二人。
スタバのテーブルの間隔は狭く、
カラダを横にして席に座る際に、足元のバッグをよけてくれた女性達に目をやり「ありがとう」。
座るなり「春めいた女の子の服装って爽やかで見るだけで気分上がるわ」
「うんうん、めっちゃ可愛いよな」
隣席の女性達は僕らを見ずに、向かい合った女の子同士で顔を見ていたけど、
スタバは無理しなくても隣席が視界に入る。
ちょっとニッコリして肩をすぼめてストローに口をつける彼女がとても可愛らしかった。
その男友達はいつも「可愛い」しか言わない。
照れくさいからディテールや雰囲気を褒める僕に対し、ヤツはいつも直球だ。
たぶん、ヤツの「可愛いよな」の方が心に届くんだろうと思う。
露出趣味から大きく内容が逸れてしまったから戻るとする。
デリホスをしている時のお話。
初回は外で食事をしたいと女神様が言った。
慎重で恥かしがりや、遊び慣れていない控えめな印象を抱いた女神様に、
僕もその方が良いとメールを送り、ファミレスで会った。
清楚な雰囲気の女性との会話は、会って15分で弾みだした。
今日は食事だけね、と彼女が言い、2時間話した後、店を変えてまた話した。
二軒目では、ワインに酔った女神様からのHな質問責めにずっと応えていた。
「私、今すごく濡れてるよ、キュッて力を入れるとグショグショになっているのがわかるの」と言い、
酔ったから露骨なこと言うようになったんだなと少しだけ驚いていると、
「オマンコ、クパクパしたら、クチュクチュってしてる」と顔をぽーっとさせた。
彼女には淫語趣味があるのかな?、そう思っていると、
「涼汰クンのオチンチンはどれぐらい?」と手元のおしぼりを丸めて見せた。
「標準かな?」と冷静を装って答えた。
「クンニってどんなふうに舌を動かしてるの?」
「その箇所その箇所によって違うよ」と、
店に客が多かったこともあり、小さめの声で言った。
女神様は左手で握りこぶしを作ると、僕に差し出し、
人差し指がかたつむりのように丸まった部分を
僕の口元に押し当てた。
僕は人目を気にしながら、かたつむりをペロッと舐めた。
「見えないよ、もっと舐めて教えてよ」
女神様から舌の動きが見えるように左手を横に向かせた。
僕は通路に背中を向けるようにしてペロペロと渦を巻いた人差し指を舐めた。
「はぁ、すごい、気持ちよさそう……、すごい濡れてる、どんどんおつゆが出てきてる」
女神様の言葉に僕も反応して、音をたてて目を瞑りながら舐めていた。
通路と座席を半分だけ隠す木製の仕切り板があるから、見えやしないと腹をくくって舐めた。
今思うと随分とマヌケなプレイだった。
女神様は「イキそう」だと言った。
普通に座っていても股間に力を入れながらイケる女性がいる。
女神様はそれかな?と思いながら、人差し指のかたつむりに舌を差し込んだりしていた。
対面から、ヒールを脱いだ女神様の爪先が僕のふくらはぎから上へと上がって来た。
「それはダメ、ここじゃダメですよ」と拒んだ僕に、
「テーブルが邪魔でオチンチンまで届かないよ」と笑ったが、
僕が舐めるのをやめても「あぁ、イキそう、イキそう」と繰り返した。
テーブルを挟んで向かい合い、トロンと目を虚ろにさせながら僕を見つめ、
女神様は手も使わずに、股間の収縮だけでオナニーをしていた。
その時 脚を組んでいたのかは確認できなかった。
もしかすると脚組オナニーをしていたのかもしれない。
「ちょっと待っててね、トイレに行ってくる」
そう言って女神様が席を立った。
僕はてっきりトイレでフィニッシュを決めてくるのだろうと思っていたが、
10分ほどで戻って来るとスマホを僕に差し出した。
「それ、私のオマ○コ」
「え?」
「見て」
「いいの?」
「いいよ、ちゃんと見て」
カメラロール内の画像が、画面いっぱいに表示されていた。
「いま撮って来たの」と女神様が笑い
「次も次も5枚ぐらい撮ったよ」
画面にフルサイズで女神様の濡れすぎた密壺がドアップで表示されていた。
指で拡げられたもの、指が差し込まれたもの、
5枚目には拡げられた蝶の両羽の上に、顔もしっかり写りこんでいた。
「その画像のオマ○コをクンニするふりしてみて」
僕にはもう恥ずかしさはなく、スマホをテーブルの真ん中に置くと、
被さるようにして、画面すれすれを舐めるふりをした。
「すごいね、すごいね、キレイだよ」と言いながら続けた。
「あ~、私のオマ○コ、舐められてる~、もっともっと」
困りながらも興奮している僕を見て、彼女がうっすら笑みを浮かべ、
「あ~ん、見てる、私のオマ○コを涼汰クンが見て、舐めてる」と声を震わせた。
そして再び「イキそう、イキそう」と言いだした。
僕はスマホを持ち上げ、画面に映る密壺越しに、女神様の顔を見ながら
「イク時は教えてね」と言い、
まもなく小声の「イク、イク」が発せられると、
僕は足を伸ばし、女神様の股間に押し当てた。
人の気配、足音を気にしながら、30秒ほど足をぐりぐりとさせた。
下着越しとはいえ、僕の靴下の親指部分に濡れ染みができるほどだった。
あの時の行為も、露出プレイなのだろう。
その何週間か後に、ホテルで会ったが、
パブでの露出羞恥プレイが忘れられないのか、その後は居酒屋の個室でも彼女は濡らした。
事前に調べていたようで、その店の個室は掘り炬燵。
下に潜りながらのクンニ。
隣の個室から聞こえる知らない男性達の声を聞きながら、女神様は果てた。