自然体でリラックス。
一番イキやすいのがこれでしょ?両脚を極端に拡げることもなければ、上半身を起こすこともない。
ベッドに深く沈めたカラダから、まずは力を抜いたようだ。
そして一つ、深呼吸をした彼女。
僕はといえば、そんな彼女の気持ちを察し、気分を感じ、
無理に脚を持ち上げたりせず、腰を抱えたりもせず、
それまで散々舐め尽くした白い肌に指1本触れようとはしない。
リラックスしきった彼女のカラダに触れるのは僕の唇と舌だけ。
蜜壷以外、どこにも触れず、神経をそのたった一点に集中させる。
舌を伸ばし、アナルのやや上から舐め始める。
舌全体を密着させるように、ゆっくりめでだんだん上昇させていき、
クリトリスに到着すると、ペロンと舌全体で舐め上げる。
まだ始まったばかり、その時点ではまだ舌先を尖らせたりせず、
とにかく蜜壷全体を舐め上げる。
何度も何度も往復して舐め上げる。
それをするとジュルッと音がする。蜜が垂れれば垂れるほど淫らに響く。
壷の凹凸に溜まった蜜が密着した舌によって浚(さら)われてゆく際に生じる音だ。
唇を窄(すぼ)ませて吸いつかなくても、充分に淫らな音がするのは、
軽く息を吸いながら舐め上げているからで、ヒダと舌の間で反響している。
息を吸い込みながらペロンペロンと舐め上げると、蜜壷に若干の涼気がさす。
クリトリスから降下させる復路。
往路の時とは動きを変え、舌を左右に動かしながらゆっくりと降下させる。
登りで吸われた息は下りで吐かれる。
蜜壷には息が当たり、濡れた壷やヒダを乾かすかのように、または熱を奪うかのように。
しばらくは、それを繰り返す。
やがて呼吸を口から鼻に変え、舌の動きも次第に早くなる。
息が当たらない壷は、蜜で濡れるだけ濡れて、
ペロリペロリと舐め上げられる度に、ジュクジュクからジュルジュルへと音を変える。
当てた舌を押し込むと壷の中に招き入れられるかのようだ。
その間、カラダの他の部分には一切触れない。
依然、股間だけを刺激する。
彼女は不思議な感じだと言う。
手や足、または腰や腿のどこかを触れられてのクンニは当り前。
触れられることで、男を感じる。
散々カラダじゅうを舐め尽くし、触り尽くした後でのその感覚は、
まるでソコだけで戯れる、
何か得体の知れない生物のようにも錯覚するらしかった。 これは、ある女神様が好んだプレイです。
シックスナインや顔面騎乗など、立体的な体位ではなく、
できるだけフラットなリラックスできる体位でのクンニが、
やっぱり一番好きかなぁ。
これをやっている時の女神様の両手は左右に広げられ、
両膝が若干の山なりで立っているばかりの、ほぼ大の字状態。
自分で乳首を触ろうとしなかったのは、
僕も彼女も、意識をソコの1点だけに集中させていたからなのでしょう。