日曜日に男友達3人で海に行く為に、
土曜日は仕事をしまくって女神様にも会いに行けなかった。
ビーチは刺激に溢れていた。
水着女性を見ると僕ら3人の股間はパンパンに膨れ上がる。
僕も仕事が忙しかった事と片キン痛の為、暫く女神様に会えていない。
ナンパする?とAが言いだす。
これだけ人がいたら彼女の友達がいるかもしれないから俺はやらない。
この春から交際を始めたばかりのBが言う。
俺は…いいや。
僕がそう言うと「だよねおまえはしないよね」とA。
この二人は僕がナンパする度胸が無い事を知っているし、
もう一つの僕の素性も知っているから、
こいつはナンパまでしなくても…とも思ったようだ。
女神様といつも会っているのにナンパまでして女とヤリたいのか?
と思われるのも嫌だった。
正直なところ、声をかけるのは恥ずかしいけど、
Aが見つけた女の子グループの中の1人、おこぼれを授かるのなら、ありかなぁと
ヘタレのズルい悪巧み。
きっとBも内心はそんなところだったろう。
Aは行動が早い。
むやみにビーチを歩き回らず、LINEのIDを書いたメモを8人に渡した。
その間、わずか10分。
ズルい顔をしながら戻って来るA。
シートに座ると「種蒔き終了」。
Aのスマホに何人から返事が来るかな?彼はそこそこのイケメンだし、
高校時代は僕と同じでサッカー部だった彼、カラダも整っている。
過去に三度、女神様の願望を叶える為のサプライズなプレゼントをする際に、
彼にヘルプを頼んだことがある。
夕方には家に戻った。
珍しく1週間近くも射精していない。
片キン痛はすっかり治ったけど、とにかく仕事が忙しく、
受付から何度も連絡をもらったけど、断っていた。
そういえば梨花さんから何度もLINEが届いていたな。
その都度レスはしているけど、たまには僕から送ってみようか。
送ってすぐにLINEメッセの既読を確認。
シャワーを浴びている間にレスが届いていた。
<今日これから会える?>と梨花さん。
≪会ってくれる?≫と僕。
<生理前でウチ ヤバいからwナイスタイミングw>
≪じゃあ心ゆくまで、これから行くね≫
S性の強い梨花さんは僕よりも若い。
LINEを送った女性が梨花さんだったのは、
ビーチで日焼けしたギャル達の水着をさんざん見せつけられたせい。
彼女は男のペニスにはまったく興味を示さない。
とにかくクンニが好き。指も嫌い、顔面騎乗にかける時間も長い。
久しぶりに会う彼女、やっぱり日焼けをしていた。
『あれ?来年は白ギャルになるって言ってたのに黒いじゃん』
「今年一年は黒くてもいいかなぁって」
そんな会話から梨花さんとの時間が始まった。
彼女がペニスと指を嫌うのには理由がある。
膣口が極めて狭いのだ。
何も知らず、比べようの無かった中学生の時に体験した激痛は恐怖と表しても良いほどだったらしい。
自分の細い指2本を束ねた太さで激痛。
昨年の彼女の家、ネットで彼女と同じ悩みを持つ女性のカキコミを漁った。
処女膜強靭症、他にも狭い形状に悩む女性は思いのほかたくさんいて、
悩みを打ち明けた女性に対して、同性からのコメントの大半は「病院へ」が占めていて、
「手術をするしか無いです、私は手術をしました」というコメントを見て、
二人は憂鬱になりブラウザーを閉じた。
男性からのコメントはどれも長文だった。
「ゆっくり先っぽから挿入してもらって、今日は1センチ…明日は1センチ…と…」
「指で拡張してもらうこと、僕なら拡張してあげられますよ…」
性に悩める女性に対しての男性コメは、どれもこんなかんじだ。
長文コメ、おまえキーを打ちながら勃起しているだろ!と思ってしまうものばかりだ。
拡張さぁ、俺で良かったら手伝わせてくれない?
そんなコトバを準備していたけど、言葉巧みなネット民と同じに思われてしまいそうで、
そして、それってお金かかるの?と言われてしまいそうで、
コトバは飲みこまれ、気持ちを伝えることができなかった。
昨日は人差し指を途中まで挿入させてもらった。
「そこでストップ、すごく痛い」
昨日も2年越しのコトバが言えなかった。
金なんて要らないのにな。
そんなこと、彼氏にやってもらえ、って話しだよね。
でも、セックスできない女はすぐにフラれちゃうのを知ってるんだよね俺。
性格がきつく、見るからにヤンチャな彼女。
Hな事はヤバいぐいにやっていそうな雰囲気の黒ギャル。
つきあってもセックスできない女は、恋に臆病になってます。
梨花さんのことを俺が思ってみても何も始まらない。
結局は女性たちのカキコミのように、
「病院行って手術しなさい」なんだよね。