立ちクンニ立ちクンニ、けっこう好き。
抱き合った後、上体をゆっくり降下させ、
腰を抱きながらソコを愛撫することがよくある。
僕はその態勢が不思議と落ち着く。
部屋に大きな鏡があれば立ちクンニへと導く。
立ったままイカせようとは思わない。
イク時は無理のないそれぞれがイキやすい姿勢がベストだから、
あくまで演出というか、味付けというか。
一緒にシャワーを浴びてから二人の時間を始めるのがベスト。
泡をたっぷりたててカラダを洗わせてもらって、
お互いが全裸を晒し合ったのに、
バスルームから出ると、タオルを巻いて
裸体を晒すのを恥ずかしがる女神様は少なくない。
特に初めてそんな時間を経験する女性や、
久しぶりに男性に裸体を晒す女性は恥ずかしがる。
久しぶりに……が、どれぐらいの時間が経過しているのか。
それがかなり長い時間だったなら、
おそらくその間に女神様のボディラインが変わってしまったのかもしれない。
自分の理想とは違うフォルムを異性に見せることに
恥ずかしがっているのかもしれない。
タオルを素早く巻くと前かがみでベッドに移動しようとする。
目的がはっきりしているのだから、
コンプレックスなんて気にする必要はまったく無いのに。
そんな女神様を後ろから抱きしめて胸に巻かれたタオルを解く。
そして正面で抱き合ってキスをして、
まだ水気を帯びた胸を愛撫して、ゆっくりと唇を股間へと移動させる。
ドレッサーの鏡の前での立ちクンニ。
女神様に自分の姿を見せてあげる。
立ちクンニされる自分の姿。股間に顔を埋める男の姿。
久しぶり……の女神様にとっては、
それが非日常の光景なのかもしれない。
淫らな女性の立ち姿は美しい。
自信が無いと思っているカラダに男が抱きつき、
むしゃぶりついているのを見せつける。
そのカラダにそそられてしまったから むしゃぶりつくんだ。
控えめだった女神様が、次第に積極的になる。
僕の頭を抑えて腰を前に突き出す。
壁に片足を突っ張ったり、片足を僕の肩にかけたり、
一つ一つのアクションでポーズが決まるのが立ちクンニ。
非日常だったポーズをとっている自分に酔って欲しい。
アダルトサイトで見たことのあるセクシー女優のポーズを自分がとっている。
そんな時間に酔って欲しい。
私ってH。今日の私ってスゴイ。そんなふうに酔って欲しい。
そしてカラダのコンプレックスなんて消し去ってしまえ。
さぁ、ベッドへ行きましょうか。
僕は立ちクンニが好き。
Billy Joel - Just The Way You Are/素顔のままで