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実話小説・隣の女子寮-35

tz116

彼女はこう言った。

>男ばかりの職場で女は私だけ。
お洒落なスーツをバリッと着て、髪もきちんと整えて、お客さんの所では礼儀正しくて……、
そんな男性社員ばかりだったけど、私に対しては、酷い扱いだった。
いろんな男からのセクハラなんて日常茶飯事よ。
ほとんどが既婚者だったけど、ホテルに誘われたのは、1人や2人じゃない。
私、男って汚いなぁって思い出したの。
男のプライドをズタズタにしてあげようと思ったの。
客席で、頭のいいふりをして作る、わざとらしい顔。
汚い飲み方をしながら、私の胸や脚を触ってくる時の、だらしない顔。
家族の前で良い父親ぶって子供と奥さんに見せる、嘘くさい顔。
そんな男の顔を、思いっきり汚したい気持ちになったの。

「いいよ。俺の顔で良かったら、いくらでも汚していいよ」
俺は、そんな理由があったんだね、と、理解したような顔をした。

まず彼女は俺の顔を両手で掴む。
スイッチが入ると恭子さんは人が変わる。
サッカーボールを右から左に動かすように乱暴に扱う。
そして顔じゅうを舐めまわす。
唾液が乾くまもなく何度も何度もまんべんなく顔を舐め尽くす。
鼻を、まるで男性の性器を舐めるように舌を左右に動かしたり、吸ったりもする。
目も舐める。唾液に塗れた瞼を無理に開かせ、目の玉まで舐める。
気分が高ぶり、荒くなった彼女の息が顔を包みだすと、
俺の下半身も熱くなり、むくむくとカマ首を持ち上げる。
行為がそうさせるのではない。我を忘れるほど、貪欲に行為をさせる彼女の〝感情〟に萌えるのだ。
髪をかき乱された頭を左の脇に抱えると、右手を自分の蜜壷に持っていき激しく触りだす。
真珠を、花びらを乱暴に触ると、とうとう指が壷に入ったか、
クチュクチュと、遠くで淫らにざわめく泉の音がした。
「ハァハァ……クチュクチュ……んっ!」。
俺のモノは触れられてもいないのに重みを感じるほど硬くなってしまっている。
聴覚に訴えられるだけで、これほど極度に興奮を覚えてしまう俺は、
いつも女子寮で目隠しをされて、状況を把握する事に努めていたせいなのだろうか。
クチュクチュと音を聞けば、頭の中いっぱいに、蜜が溢れる壷が現れる。

珈琲を優雅に飲む彼女とは一転し、いちいち胸が揺れるほどの激しい動きを見せる彼女。
左の脇からようやく頭が開放されると、顔に彼女の蜜壷が襲いかかる。
これほど濡れるのか、というほどの濡れ方をした蜜壷が、今度は俺の顔面上で淫らな音を奏で出す。
鼻が壷に吸い込まれたまま固定され、押し付けられる。
息を止めていた。苦しくなって口から吐いたが、鼻からも漏れた息がズズズッと音を伴った。
これに近い行為を経験したのは、以前女子寮で内腿にホクロがある女性からだ。
女性はこれが好きなのかなぁと思っていたが、そんな生半可な攻め方ではなかった。
俺の頭を両手で抱えたまま濡れた真珠を鼻に激しく擦りつける。
その時に彼女の顔がようやく見えた。
俺を見下ろす恭子さんの顔は悦楽に歪み、悶えている。
見つめあうまでいかないうちに「目を閉じなさい」と言うと、
さらに激しい圧迫になった。顔が蜜にまみれる。
壷から溢れた蜜は窪みをつたって、別な壷を潤している。
彼女はその別な壷をも押し付けた。

>これが彼女の言う〝男の顔を汚す〟ということか。
恭子さん、そんなに感じてくれてありがとう。
俺……俺……嬉しいよ。
俺の顔で良かったら好きに使ってください。
恭子さんがそれで満足するのなら。

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| 小説・隣の女子寮 | 01:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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