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実話小説・隣の女子寮-51

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 十分すぎるほど濡れたソコを顔から離すと、その女性はスルリと下へ移行し、
手でモノを30秒ほどで硬くし終えると、ゴムも着けずにすぐさま挿れた。
「ダメだよ、ゴムつけなきゃ」
「まだいかないでしょ?」
「うん」
「もう少しだけ、生のままで……」
その人はそう言ったものの次第に腰の動きが激しくなる。
顔に掛け直されたアウターもズルズルとずれ落ちてくる。
「……ねぇ……ゴム」と、俺は不安気に言うと、
ゆっくりと抜き、バッグを物色する音がやむと、ピンピンのモノに上手に被せた。
再び上から挿入したその人の腰には、しばしのインターバルでパワーがチャージされたか、
最初からフルパワーのグラインドが炸裂した。
この悶え方はいったいなんなんだ。荒れ狂っている。
それが素晴らしい。声と動きがリンクして波動は確かに俺へと伝わった。
「すごいよ」と漏らすと、
「気持ちいい?ねぇ気持ちいい?アタシ気持ちいい?」と訊いた。
それまでは、声を変え、わざと声を低くして話していたが、
我を忘れたか、リアルヴォイスで悶えまくっている。
素敵だ。なんて素敵なんだ。
ここまで悶えるほどの快感を得られる女性が羨ましい。
俺は悶え狂うその人の表情を見たくなった。
「……ねぇ……、見たい。君を見たい」
「……ダメ、無理」と躊躇った彼女に、
「目隠しならまだましだけど、こんなふうに顔を隠されるのはイヤだ、
誰でもいいみたいじゃん、俺でなくてもいいみたいじゃん」そう言い終えると、
腰のグラインドが、ややおとなしくなった。
顔に手が伸びて、アウターが払いのけられるのかと思うと、口元を晒しただけで、
そこに熱い吐息と共に唇が重なった。そして激しい腰のグラインドがまた襲いかかった。
顔を押さえた両手には力が入り、一つになった二人の身体の激しいふりこ運動がベッドを鳴らした。
その人は唇を重ねたまま、両膝を立て直して両足で踏ん張ると、
さらに深く挿入されるようになった。
ジュルジュルとジュポジュポと、効果音にも酔わされた。
唇が離れると、ピン勃ちのモノが下へググッと持っていかれ、若干の痛みを感じた。
仰け反っているようだ。両手は俺の胸から離れたと、いうことは、後方に手をついていたか。
「……ちょ、ちょっと痛いかも」
「……ごめん……」
無言の彼女がヤンキー座りのまま前傾姿勢に戻し、また深く挿し込む。
隠されていない口のあたりに生温かい息が当たる。また唇が襲いかかるのか。
アウターの下で目を瞑り、部屋に現れた時の黄色いカットソー姿のその人を頭に置いたところで、
突然アウターが払いのけられた。

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