洗面所の前で二人並んで衣服を脱いだ。
先に俺が入り、シャワーの温度調節をしているところに、
瑞穂が胸と股間を隠しながら入ってきた。
>すごい。瑞穂のカラダ、すごかったんだよ。
胸なんてほんとに綺麗なカタチをしててさ、
乳首がツンと上を向いているんだ。
色白だからピンク!乳首はピンク!
ウエストのくびれも、それはそれは見事なものさ、
もしかしたら幼児チックなのかなぁなんて想像してた俺って、
マジで違った意味の透視能力の欠片もねぇし。
脚だって綺麗だったんだよ。
膝から下が長くってさぁ。
恥ずかしそうに、照れ笑いしながら俺を見てた。
俺は俺でさぁ、あんまり自信ないけど、正面向いてモノを隠さずに見せつけてやった。
たぶん、あんまり見たことないと思ったから、
ほら!どうよ!とでも言いたげに、胸まで張ったたぐらいにしてさ。
そして「綺麗だね」って正直に言ったんだ。
思ったまま、感じたままを言葉に出したんだ。
「そんなことないよ」って照れてたけど、マジで綺麗だった。
谷崎の小説じゃないけどさぁ、
「き、きみは、こんなカラダをしていたのか!」ってガチで驚いたんだ。
経験人数だけはすごい俺だけど、女性の全裸を見たのは数少ない。
10代の同年代の女の子の全裸なんて2人しか知らない。
男でも女でも、人として完成されたカラダになるのは何歳なのかな?って、
いらんことを考えてしまったんだ。
同じ17歳の男女。俺のカラダは男としての完成型にはまだまだほど遠いいような気がしてた。
でも、瑞穂のカラダは女として完成されているように思えてさ。
恥ずかしがって「あんまり見ないでよぉ」って子供みたいにケラケラ笑う瑞穂だったけど、
自信の無いイチモツを、大人になりきっていないカラダを「どーよ!」って見せてる俺って、
マジでガキだなぁって、思ったんだ。