ある土曜日の午後、携帯が鳴った。
亜美さんからのメールにムービーが添付されていた。
リビングから自分の部屋に行き、再生してみると、
それは亜美さんと本庄君と思える男性との自画撮りムービーだった。
大きな彼のモノが亜美さんの口の中におさまっては出され、
それが何度も繰り返されていた。
局/部/の/ア/ッ/プ、映像がブレブレすぎて興奮を誘わない。
チュパチュパと淫らな音の向こうで本庄君の悶える声がする。
それには萌えた。
想像していたよりも大きな声。
まるで女みたいにもだえていた。
30分後には別なムービーが届けられた。
亜美さんが上に乗りながらの撮影。
目もとをタオルで覆い隠した本庄君がよがり声をあげていた。
静かにゆっくりと腰が振られているのが、ブレるリズムでわかる。
その都度、んんん、あああ……はぁはぁ……と、悶えてくれる。
たまらない。
私はサイコーのオカズを手に入れた。
亜美さんは悪女だ。そして神だ。
小悪魔なんて呼び方をしたら、他の小悪魔を自称する人に申し訳ない。
そして私も悪女だ。
もしかしたら悪魔に近いかもしれない。
私は姿を隠し、人格を変え、本庄君の秘密のヴェールを1枚ずつ剥がしていった。
メールや電話で、どんな芸能人が好きかというあたりさわりのない情報も収集した。
彼は私が言わなくても、ソコを大きくさせた写メを送ってくれた。
気をきかせて、鏡越しでアゴ下から膝まで写してくれたりもした。
その御礼に私も送ってあげたけど、毎週弥生さんのアソコを犬のように舐めている彼には
物足りなかったに違いない。
それでも、「写メ見ながらこれから自分でやります」と、可愛いことを言ってくれた。
「シホさんはどんなタイプなんですか?亜美さんからは童顔だと聞いていますけど」
「普通の子、コンプレ背負って生きてるよ」
「そんなふうに思えないんですけど」
「昭二君、高校生活はどう?」
「オレ、学校では孤独です」
「なんで?」
「友達も何人かいるけど、なんでかしらないけど一緒にいてもつまらないんです」
「なんでだろうね、どんどん話しかけたらいいのに」
「疲れます」
「ある程度、最初は無理しなきゃ」
「もう、1年近く経ってるんですよ、今さら……」
「じゃあ、おとなしいキャラで通ってるの?」
「はい、わざとそうしてるところもあります」
「クラスには可愛い子いないの?年上とばかりHしてて満足?」
「はい満足です、すっごい満足してます」
つづく