バスルームで向かい合って立った僕は、胸元にたっぷりと泡をつけ、
女神様をきつく抱きしめると、密着させながら上半身を洗った。
互いの乳首が何度か触れ、擦れる度に勃起し合って、
女神様の口元から息が漏れると、両手で僕の腰を引き寄せ、
既に上を向いているペニスの付け根あたりに自身の性器を押し付けた。
「今日は積極的だね」と言った僕の口を塞ぐように唇が襲いかかると、
それまで彼女がみせたことの無いような激しいキスへとなだれこんだ。
どうしたんだろう…今日はいつもと違う。
背中、首筋、耳の輪郭にやさしく触れる僕の手指とは反して、
口を吸い、唇の周りを舐め尽くす彼女のキスは、
ディープキスと呼んだとしても説明が不十分なくらい深すぎるキスだった。
彼女は背伸びをすると、両肩に腕を回し、そのままグイッと下へ押した。
僕は肩幅ほど両足を広げると、二人の背丈が同じになった。
その直後に彼女が導き、立ったままの挿入。
彼女にきつく抱きしめられたまま、僕は腰を振った。
感じるにつれ、足腰が不安定になる彼女の腰を支えていた。
「ベッドでもっと激しくして」。
泡を流して、お互いの身体を拭き合い、ベッドルームへ向かった。
いつもはクンニを楽しんでいた。
カラダをねじるようにクネクネと落ち着きなく悶え、指を咥えて声を殺していた。
でも昨日はずっと挿入を欲しがった。
女神様に、いったい何があったのだろう。
悲しいことがあったの?
悔しいことがあったの?
何も訊けない、訊いてはいけない。
僕は求められるままに応じた。
とても激しいセックス。
二人ほぼ同時に果てると、
10分間も身動きもせずに目を閉じたままベッドに沈んでいた。
添い寝をする僕の手は、彼女の髪を撫でていた。
ふぅ~と息を吐いた女神様。
辛い事のちょっとでも、息と一緒に消えてくれたかな?
僕の役割、果たせられたかな?
おそらく相談事は、べつの人にするんだろうから。
ほしい
わたしも 欲しい・・・
| あああ~ | 2015/03/02 19:29 | URL |