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実話小説・隣の女子寮-02

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 もうじき夏休みも終わろうとする頃、俺は部屋の模様替えをした。
親切にも、覗き窓から何の障害物もない場所に、ベッドを置いてあげた。
枕を窓と反対側に配置し、ベッドまわりのスペースをゆったりと確保し、
ベッド上の俺は覗き窓に足を投げ出すように寝る。
足元を邪魔するベッドフレームの仕切り板まで取り外してあげて、
なんでここまでやらなきゃいけないんだよ、と自分のやっている事が滑稽に思えたりもした。

 その夜、俺は部屋の照明を煌々と灯けて、ベッドの上で無意味な動きを何度も見せた。
ヘッドホンをしていたけど、CDなんかかけちゃいない。
覗き魔達の騒がしさは俺の耳にはしっかり届いていた。
ヘッドホンは覗き魔達を油断させる為のアイテムで、耳に隙間をつくって装着していた。
おかげでひそひそと交わされる微かな声まで耳に届いた。
 今日は何人いるんだろう……と思いながら、オーバーに股を開いてあげたり、
わざと腰ギリギリまでパンツをずらしてみたりもした。
新学期までの一週間に、俺は小道具として、成人雑誌なんかも使ってみた。
高校生の健康的な男子は興奮してるんだ、エロ本だって見るんだぜ、みたいな、なんて言うのかなぁ、
“男子高校生の悶々とした様”を届けられれば……、ってね。

 俺が部屋に入り照明を突然灯けると、遠くからゴソゴソッと音がしたことは一度や二度じゃない。
待ってるんだ、俺を見たくて、あそこで待ってる女の子がいる。
そう思うと、不思議と興奮した。女の子の欲求をなんとかしてあげたいと思った。
俺はいったいどうなっているんだろう……、と迷ってはみたけれど、
窓に向かって股を開くと、自分の顔の筋肉がだらしなく緩むほど、
何かに酔わされているかのような状態になってしまった。

 夏休み最終日、風呂上がりの俺は、バスタオルを巻いたままベッド上で股を開いた。
俺のソレの袋部分は確実に見えたはずだ。そして腰からタオルを外し、うつ伏せになり尻を露にした。
さらにエロ本を読み、BOKKIしたソレを少しだけ隠しながら、
ゆっくりと仰向けになり、上にタオルをかぶせ、テントを張って見せたりもした。
その夜はそのまま照明を灯けたまま眠ってしまった。
彼女達は何人いて、何時まで、どこまで見たんだろう。
眠りに落ちてからの自分の寝相なんて、誰も知る術はない。

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| 小説・隣の女子寮 | 11:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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