その夜も、俺ったら、彼女達に身体を晒したんだ。
もはや中毒になりかけていた。
そっと、ゆっくりと股を開いた。
風呂上がり、その夜は巻いていたバスタオルを払いのけ、とうとう全裸で大の字になった。
さぁ、視姦してくれ。
君達のオナニーのおかずにしてくれないか?。
それはまるで、女の子達の欲求を解消させる為の「生贄」のよう。
じきに、身体は小刻みに震えだし、こめかみで、心臓で、股間で、激しく脈は打たれた。
1時間はそのまま居ただろうか。BOKKIが治まらなかったんだ。
1時間もの間、熱いソレは腹に硬くなったままで張り付いた状態が続き、
時間が経っても、クックッと右に倒れても来やしない。
その頃は、耳を澄ませば覗き魔達の囁きが聞こえて来るまでになっていた。
それを聞いていると、普段は かかない部分にまで汗が滲み、
袋の下から尻にかけて、つーっと汗がつたった。
その夜、俺は女みたいに濡れたんだ。
今日こそ独りの行為に移ろうかと、ソレを握ったところで母親の声がした。
俺はTシャツを急いで着て、ハーパンを穿き、1階のリビングへ下りた。
ある土曜日の話だ。
TSUTAYAで友達と別れ、一人で歩いていると、三人の同じ学校の制服を着た女子達が横を通り過ぎた。
その三人を俺はTSUTAYAで見かけ、後ろ姿をチラ見していた。
彼女達は3年生だ。
中の一人は吹奏楽部の聖奈さんで、クラリネットを吹いているのを知っていた。
俺も、中学から高校とバンドをやっていたことで、
学校の行事毎に行われた吹奏楽部の演奏を興味深く聴いていた。
通り過ぎた三人のちゃりんこ部隊、その最後尾についていた女子のパートはサックスだったような気がした。
俺と同じHRにも吹奏楽部の女子の友達がいて、その子もクラリネット担当ということで、
聖奈さんの話を何度か聞いたことがあった。
俺は同じHRのクラリネットを吹くその女子に好意を持っていた。
彼女の名前は瑞穂。
俺の心の中には確実に恋心が芽生え、話をする度にだんだん彼女を好きになっていった。
おしとやかで育ちの良さそうな色白の彼女に、いつも熱い視線を送っていたんだ。
無垢なイメージで子供っぽくて、ぶりっこなところがあったけど、
それがまた彼女の魅力でもあった。