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実話小説・隣の女子寮-19

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 ある程度経験を積んだ今、あの日を思い起こしてみると、
その人は、口の中のものを吐き出してはいなかった。
終始目隠しをされていたせいで、その人の行動をその都度、確認できなかったけれど、
ティッシュに「ペッ」と吐き出す音を聞いてはいない。

あの日、俺はその人と初めて体験をした。
その人が部屋から出て行く時に交わした言葉、それは、
「一つだけ訊いてもいい?」と俺。
「いいよ」と彼女。
「君ってどんな女の子だと自分で思う?」
「う~ん、自分でもわかんないけど、二重人格かな?へへ」
「そっか、イニシャルは?下の名前のイニシャルだけ教えてくれる?」
「Mだよ」
「わかった、二重人格のMさんね、ありがとう、一生忘れない」
「こっちもね」

俺は彼女を目隠しされたままで、見送った。
その人がどんな顔をして、どんな趣味をもって、何という名前なのかを知ろうとしないまま。

 しばらくするとドアが開いた。
やって来たのは、最初の人よりも、若干肉付きが良い。
あいかわらず目隠しをされていたが、顔に胸が乗せられた時の感触と、
一人目と同様の顔面騎乗のスタイルで蜜壷を舐めた時に、両頬に当たる臀部の感触でわかった。
おそらくぽっちゃりさんであろうその人の声はとても可愛らしく、
行為の一つ一つにも、ぎこちなさと恥らいを感じた。

その人の次、三人目は、髪の長い人だった。
そろそろ「人」と呼ばずに「女の子」と呼ぼうか。
いや、三人目は女の子ではなく、すでに大人の女性と呼ぶにふさわしい人のように思えた。
髪の毛が長いと言い切れるのは、その女性が上になって挿入している時に、
髪の毛が俺の顔に、何度もかぶさったからだ。
一人目を「本能」、二人目を「恥らい」とすると、三人目は「ハイセンス」。
蜜壷を舐める時は彼女が寝て、M字に開脚されたその真ん中に俺は顔を埋めた。
身体をセクシーに大人っぽくくねらせているとわかったのは、
開脚されたMの文字が左に斜体がかかったり、右斜体になったり、興奮するにつれ、
大文字「M」から小文字の「m」になり、
頭を押さえつけながら足を丸めて、俺の肩や首に巻きつけた。
吐息もセクシーさ極まって、まるで女優物のAVがアフレコされているかのようだった。

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| 小説・隣の女子寮 | 10:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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