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実話小説・隣の女子寮-29

tz98

今日こそは俺が攻める!とそこへやって来たはずだったのに、
またしてもこんな展開になってしまった。
ベッドに二人で座っている時に、俺はいつ始めようかと、きっかけを探していた。
タイミングを見つけられず、これといって面白い話もできない俺に彼女はしびれを切らしたのだ。
本当なら俺が上になって、始まりのキスを大人っぽく決めるはずだった。
ところが、俺は四つん這いでハァハァ言わされている。
ダメだな、はふっ、んっ、と決意すら、かすれる。

いつのまにか仰向けにさせられた俺に彼女が上から唇を重ねた。
やっぱりこうなっちゃったかぁ・・・と思いながら舌を絡ませ、
胸に押し付けられる柔らかな乳房を感じていた。
天井の鏡が、脚を絡ませながら抱き合い、激しい接吻をする二人を映している。
彼女の髪の毛が垂れないように、頭を撫でながらおさえていた俺の両手だけが、
かろうじて男らしさを留めていた。
鏡の中で彼女の背中が左右に揺れると、ウエストのくびれが強調され、
視覚によっての興奮と、恥丘をソコに押し付けられながら擦られていたせいで、
もう早、第一波を迎えてしまう気配を感じる情けない俺だった。

上にならなくては……と、その機会を探していたが、
彼女の攻めに次第に意志が薄れていく。
それでも「俺に……やらせて……」と絞り出した声に彼女は、
「まず私からね、久しぶりだから、味わいたいの」と言うと竿を軽く握り、
「どこが感じるの?」と訊いた。
「ソコです」
「ココのどこらへん?」
そう訊かれても瞬時に上手く伝えられず、天井の鏡に映る二人を見ていると、
「自分でやる時はどこを握るの?」と訊かれた。
「……カリの……下……あたり……かな……」
「このへんをこうするの?」
彼女は右手で優しく包みながらゆっくりと上下させながら、
「涼汰は早いんだもんね」
「……うん……だからそれも……ヤバイかも……」
顔を若干歪めながら見た彼女の顔は、さっきまでの表情とは別人の相で、
いたいけに玩具で遊ぶ子供のように映った。
彼女はポイントを避け、竿の付け根を握り、上下を行き来し始めた。
「これなら大丈夫でしょ?」
「……うん」
「危なくなったら言うんだよ」
「……うん」
「危なくなったら意識をココからずらすんだよ」
彼女はそう言うと、モノを口の中に含み、裏筋を舌がゆっくりとゆっくりと動いた。
上下の動きは無い。咥えたまま舌だけが、ねっとりとまとわりつき、
付け根は親指と中指で挟むようにしながら上下運動を繰り返していた。

彼女を見ると視線が合った。彼女は視線を逸らそうとせずに、じっと見つめている。
俺も見つめる。負けじと視線を逸らそうとはしない。
咥えてる女の人ってこんなふうなんだ……と、まるでAVでも観ているかのように、
冷静に状況を楽しめたのは、彼女がポイントを外してくれていたからだ。

tz99 tz100

| 小説・隣の女子寮 | 13:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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