それは多分、肝試しや根性焼きをするような勢いで始まった。
部屋に押し掛けた彼女は、ベッドに座ったまま目隠しをされ、手を後ろで縛られた。
女子寮がざわつく。
彼女は俺を立たせ、背中を押しながら窓際へと移動させると、
トランクスの上からソコをまさぐりだした。
向いの窓からは笑い声が聞こえる。
冷たい手がトランクスの中へ滑るように入って来て、細い指によって竿が掴まれた。
男子高校生のトランクスの中に手を突っ込んで、
竿を握りながらソコシコモゾモゾと手を動かす女子高生。
まだ露出はされていないが「えっちーなぁ」と声が聞こえた。
トランクスの中で彼女の手が動く。必要以上にそれを続ける。
まるでもったいぶっているかのようだ。「ふふふっ」と彼女が肩越しで笑う。
やがて「パンツ下ろせー」とギャラリーが騒ぐと、
背後に立った彼女がトランクスをスーッと足首まで下ろした。
「きゃっ」と何人かの声がユニゾンで耳に届くと、背後から両手で竿と玉をまさぐりだした。
「やっばーい」とか「すごーい」とか、それら感嘆の言葉を正面から浴びた。
「まだいっちゃダメですからね」その日、彼女の初めての言葉だった。
手の動きがかなり激しくなる。
すでにカチカチのギンギンになっているが、すぐに発射してしまう以前の俺とは違う。
そこまで辱められている状況においても、ギャラリーを楽しませようと、我慢していた。
「そっち行ってもいいですかー?」
その声は後輩だ。何年生かは判らない。
背後の女子は手招きをしたのか、首を縦にふったのか、
「行きまーす」と声が届いた。
背後の女子は窓を背にするようにして俺を座らせると、
カチカチのモノをしゃぶりだした。
彼女の様子は向こうの窓からは見えない。俺の背中半分から上しか見えていなかったはずだ。
「見せろー」「見えないよーっ」「何してるのー?」
「咥えてるんじゃね?」「えー?フェラしてるんですかぁ?」
ギャラリーの声に耳を貸そうとしない彼女は、ジュルジュルと音を立ててしゃぶった。
玄関ドアが開く音がして、階段を上がる足音が迫ってくると、しゃぶるのをやめて俺を立たせた。
後輩は2人だった。
窓際で交互にモノをシゴいた。先に来た女子はベッドにでも座っていたのだろう、笑い声だけを感じた。
その夜の1発めは、後輩の手によるものだった。
屋外に発射されると、ティッシュで拭いてくれた。
ベッドに全裸で寝かされた俺の周りに3人の女子が座った。
脚を広げた逆Vのスペースに座ったのは先に来た女子らしく、
ダラーンと力を無くしたソレを触り続けていた。
「カクパー持ってくればよかったぁ」と言ったのは後輩。
「持って来てよ、ウチも飲みたい」とモノから手を離さない女子が言うと、
一人の後輩が部屋から出て行った。
10分ほどで戻った後輩は、数人の女子を引き連れて来て、
モノは複数の女子の手によって、もてあそばれた。
「サイトで見たのと同じカタチしてる」
「硬いんですね、やっぱり」
玉をクルミでも扱うように手の平で転がした女子は、
「ほんとにまんまるなんですね」
「コレかわいいかも」
「アタシでもイカせられるかなぁ」
「シコってごらんよ」
二度目の発射はその面子の前。女子は何人いたかさだかではない。
「ウチラもそっちに行く!入れ替え!」と外から声がすると、
まもなく大勢が階段を上がる音が響いて、
まるでバレーボールのコートチェンジのように、スムーズにメンバーが入れ替わった。
仰向けの俺の顔を汗ばんだ手が触ると、鼻をつままれ、唇を指でベロンベロンとさせ、遊んでいた。