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実話小説・隣の女子寮-53

tz173

里佳子は喘ぎながら、俺のモノを深いところまで受け入れ、
俺は里佳子が最高の果て方ができるよう、里佳子のリズムに合わせて腰を突き上げる。
「涼汰、ステキだよ」彼女が先に口を開いた。
「里佳子、キレイだよ」
彼女が再び唇を重ねる。俺から彼女の舌に吸いついた。艶かしい音がした。
唇が離れると、彼女が言った。
「見て、あたしの顔をちゃんと見て」
鼻がくっつきそうな距離で二人は見つめ合い、
「あたしの顔を見ながらイッて!」
「うん、うん」
「あー!もっとしっかり見て!あー!」
「うん、見てるよ」
「もっと、アタシの目を見ながらイクんだよ、あー!」
「うん」
「涼汰、気持ちいいい?」
「うん」
「誰よりも、アタシが一番気持ちいい?」
「う……、う……、うん」
「あーーー!んーーー!イクよ涼汰ーーー!」
「うん!」
「涼汰、好きっ!涼汰、大好きーーーっ!」
「……う、うん」

里佳子は俺を見つめながら果て、
俺は彼女に遅れること三突きで果てた。

二人は裸のまま、ベッドでまどろんだ。
腕枕はしなかった。
俺が腕を回そうとした時に、彼女が避けるように一瞬背中を向けた。
手も繋がなかった。
腕や脚は触れ合っているが、二人の間にできたわずかな隙間は、友達と呼ぶには近すぎて、
恋人になんてなれるはずのない距離を物語っていた。
彼女が果てる瞬間に、つい口にしてしまった〝好き〟の理由を訊き返すのは野暮な事で、
1年半前の布団部屋で、既に関係を持っていた事には、決して触れてはいけないと、飲み込んだ。

「何時になった?」
里佳子がけだるそうに訊くと、俺はベッドを離れ、携帯を探しだした。
ベッドの下に開いたまま落ちていた携帯を拾うと、
瑞穂からのメール画面がそのままになっていた。
「あっ、メールしなきゃ」
「誰に?」
「……親にだよ」
「じゃあ、あたしそろそろ帰るね」
彼女がショーツを穿こうとしたのを
「ちょっと待って」と静止させ、俺は里佳子の乾いてしまった蜜壷にチュッとキスをした。
ついさっきまであれほど激しく悶えた里佳子だったが、それをした途端に、
頬を赤らめ、しばし俺を見つめると、
「後でメールする」と目を背けずに言った。

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| 小説・隣の女子寮 | 11:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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