femona 女神たちの快楽

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バックンニ-11

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女神様の家にお邪魔したのは午前11時。
白いマンションのワンルーム。部屋に通されると、珍味の匂いがした。
引っ越したばかりの部屋に友人を呼び、昨夜は引っ越しパーティをしたらしい。
友人は4人で女性ばかり。
その中の1人からデリバリーホストの存在を聞かされ、
友人らが帰った午前10時に受付に電話をした。
僕は受付から指名だと聞かされていたが、
アパートや名前を聞いても、どの女神様かを特定することができなかった。

友人の1人が僕とかつて会ったことがあるらしかったが、
紹介者の名前を明かすのを頑なに拒む彼女だった。

テーブルの上にはビールの空き缶の山と、ワインの空きビンが3本。
女性5人が一晩でこれだけ飲んだのかと思うと、
顔色が悪く、具合悪そうにしている彼女の姿は当然のものと思われた。

「シャワー浴びる?」と僕が訊くと、
「うん」と頷いた。
「じゃあ一緒にシャワー浴びようよ」。
シャワーで彼女の身体を手で洗っていると、たちまち感じ出した。
泡を洗い流すと、二人は急いで部屋へと戻り、
布団も敷かずにカーペットに勢いのまま2人が転がると、全身への愛撫を始めた。
彼女の身体を抱きしめながら、流れを止めることなくバスタオルを下に敷き、クンニへと流れた。
両脚を左右に軽く押し拡げただけで、かなりダイタンなM字を披露してくれた。
僕は、そんな彼女をちょっとだけ理解したつもりになり、
ジュルジュルと音をたてたクンニをしたり、クリトリスを吸ってみたり、胸を強めに揉んでみたりした。
指と舌での激しめの攻めに、彼女は身体を震わせながら果てた。

ぐったりと横たわる彼女のソコをキレイに拭いてあげた後、
いつものように、お疲れ様の気持ちを込めてソコにキスをした。
クッションを彼女の頭の下に敷いてあげると、僕は退屈になった。
時計を見ると、そろそろ終了の時間。
「このまま眠る?もうそろそろ時間みたい」
「…………」彼女の返事が無い。
「この後、予定あるの?時間はある?」と僕。
「今日は何もないよ」と彼女。
「俺、もう一度イカせてあげたいんだけど、もういらない?
マッサージもまだしてあげてないしさ、時間あるなら もう少し一緒にいてもいい?
お金は いらないからさ」
「いいの?今日は、なーんにも予定ないから、アタシ暇っ娘だよ」
「じゃあ、あと2時間居てもいい?」
「うん」と彼女が言ったところで、彼女のお腹が鳴った。
さっきクンニしている時にも、お腹の音を聞いていた。

お腹すいてるんでしょ?と訊くと、恥ずかしそうに頷いた。
リビングには大きなダンボール箱が2つあって、
1つは鍋やフライパンが、もう1つの箱には醤油や味噌が入っていた。
「料理得意なの?」と、差し込む日差しに けだるくまどろむ彼女に訊くと、
「全然できないよ、アタシ目玉焼きしか作れないし」
「じゃあ、あの箱は?」
「引っ越しして心機一転、料理を勉強しようと思って、
ネットでセットの物があったから買ったの」。
箱の中を見ると、料理の“さ・し・す・せ・そ”は勿論、
オリーブオイルから小麦粉や片栗粉まで揃っていた。

冷蔵庫を覗かせてもらうと、玉子しか入っていなく、ジャーには保温された1食分のご飯。
「何か作ってもいい?迷惑?」と訊くと「作ってくれるの?」と、僕を見上げて言った。

テーブルの上に散らかっていたおつまみは全てコンビニで揃えられたものだろう。
枝豆、サラミ、ベビーチーズをキッチンに運び、チャーハンを作った。
そしてチーズが入った玉子焼きにあんかけをかけ、天津飯を作ってあげた。

「美味しい」と言いながら、彼女はペロリとたいらげてくれた。
でも僕はちょっだけ後悔をした。
チャーハンにあんかけ玉子焼きの天津飯が、
二日酔いの彼女には、重かったかもしれないということよりも、
彼女の家で彼氏のような振る舞いをしてしまったことに。
更に、その後の彼女へのキスの際、きつく抱きしめすぎてしまったことに。

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