かつて在籍していた会社に顔を出した。
当時の上司に挨拶をすると、ランチに行こうと誘われ、
営業社員5人も誘い、ハンバーグレストランへ行った。
彼は40歳になり、営業部の中間管理職で、
僕は制作部だったことで直属の上司では無かったが、
一緒にクライアントへ出向き、会議には何度も同席した。
彼は思いついた事を場所をわきまえずに口走るタイプ。
熱血漢で営業力はあるが、空気をよめない所が昇進に影を落とす。
調子が良く、クライアントの言う事に従順すぎるせいで、
制作部からは好かれておらず、
一晩でデザインや企画書を作りなおしたことは数知れない。
世間ではまだまだ人気が衰えない“アナと雪の女王”。
友人らと遊ぶ時にも、たまに話題にあがるほどだ。
元上司はランチの席で「アンネと雪の女王」とボケた。
何が面白いのかさっぱり解らなかったが、
彼の部下が笑うものだから、
僕もそれにつきあってちょっとだけ笑った。
その後、彼は「アナルと雪の女王」とボケた。
部下達はまたもや笑い、小学生みたいだなと思いながら、呆れ笑いをした。
僕のギャグセンスが、優れているものとは決して思わないが、
彼のギャグセンスはサイテーだ。とにかくサイテーだ。
スマホを取り出し、その場で「アンネ」を調べてみると、「生理」のことだった。
なんだよ、下ネタの連発だったのか。クソも笑えない。
ランチを終え、会社に戻り、昼一からの打ち合わせに参加し、
駅前で買い物をして家に戻ったのは午後5時。
昨日の女神様はS性が強い。
もう10回以上も会ってくれていて、性格がとても明るく、会話も弾む。
顔面騎乗を好むが、クンニやセックスに浸るタイプでは無く、
男を攻めることに萌えるタイプ。
だから僕は彼女に、毎回最低でも2発は射精させられる。
昨日はいつもよりも長い時間を予約をしていた女神様。
コースを聞いて、これは3発だな…と覚悟したけど、
昨日の女神様は、いつもより増して攻めてきた。
2発めをかなり激しい騎乗位で抜かれた。
僕の顔を見つめながら激しく腰を振った。
「もっといい顔できるでしょ?ほら感じて、もっと感じて」
女神様の攻めに、僕はいつもあっけなく射精してしまう。
休憩しようと思っていると、
すかさずの顔面騎乗、からのシックスナイン。
コンドームを外すと容赦の無いフェラ。
『ちょっ…、くすぐったいし、もうちょっと待ってょ…』
「だぁめぇ~、早く勃たせろぉ~」
『すぐに勃つけど、ちょっと待ってょぉ…』
「ダメッ!今すぐ勃たせろぉ~」
『ちょっと待って…』
「早くっ!
勃たせないと凍らせるよっ!」
笑った。
笑って、勃ちかけたチンコも萎えた。
『笑・凍らせるよっ!っていうやつ、持ちネタ?・笑』
「面白い?」
『ウケた・笑』
「咄嗟に出た・笑」
同じ“アナと雪の女王”ネタでも、昔の上司とはえらい違いだな。
梨央(仮)さん、好きだなぁ。
彼女は来月で33歳になります。
誕生日プレゼント、何がいいかなぁ。