femona 女神たちの快楽

復帰した９０日間という時間が中途半端だったのか、
最近、日常において良い涼汰と悪い涼汰が出て来るのです。
ブラック涼汰、ヤツはかなりエロい。マジでエロいから困る。
街ゆく女性を何かと考察してしまう。
そんな時はホワイト涼汰がすかさず現れ、
「よしなさい」と諌めるのだけど、
ヤツはなかなかしつこくて手を焼かされている。

　

こいつはそのうち消え去ってくれるのでしょうか。
それとも一生つきあわなきゃいけないのでしょうか。

　

鼻の奥、喉の奥、そのへんが今むずむずしています。
昼にヤキソバを食べてる最中にクシャミをしてしまい、
おそらくその時にソコへ入り込んじゃってるのかもしれない。
「そんなの顔面に聖水浴びれば流れるし」
ほらキタ。ブラック涼汰がキタ。
帰れやオマエ。

　

いつも行くローソンの店員さん、今日は元気が無かったなぁ。
何か辛いことでもあったのだろうか。
「誘ってやれよ。マッサージとクンニをたっぷりしてやれよ」。
またオマエか。そんなことできるわけないだろ。
もう二度と出て来るな。
おまえが来ると俺が揺れちまう。

　

前を歩く女性の足元はスウェードでキャメル色のヒール。
すごくお洒落な靴の踵のあたりに汚れがあった。
気がついていないのか、気がついているから足早だったのか。
「オマエのバッグに入っている新品の歯ブラシで擦って汚れ落としてやれよ」
あぁ、またオマエか。うん、そうしてやりたいけどな、迷惑だろ、それをやったら。
「オマエ、よく、女神様の靴を磨いてやってたろ」
うん、女性の靴を磨くのは大好きだ。
「じゃあ磨いてやれよ」
あのな、きっと俺は今、そういう面ではとてもバランスが悪くなっているんだよ。
他の男にとっての非常識が、俺には常識だったりするんだよ。
それを早くなんとかしないとな。今、リハビリ中なんだよ。