「アタシなんてベッドに入ってオナニーしなきゃ眠れないからね」あっけらかんとそう言ったのは27歳の朋香(仮)さん。
「いつも何時ぐらいに寝るんですか?」
「1時ぐらいだよ、涼汰はオナニーなんてする必要ないもんね」
「ありますよ、検査の結果待ちの日とか」
「そうなんだぁ、涼汰の精子は商売道具だからもったいないね」
「溜まると我慢できなくなってすぐ出ちゃうから、朋香さんにも申し訳ないでしょ?」
「さっき、デリホス君のわりにはいっぱい出たよね・笑」
「出さなきゃ。飛ばしてなんぼっすから・笑」
「うんうん。出るとこ見るの好き、発射させるの好き」
「オナニーの時も、発射させた時のことを思ってやってるの?」
「そういう時もあるよ」
「今日も家に帰って寝る前にするの?」
「今日は満足したからしないと思うよ」
「明日は?」
「絶対やると思う」
「明後日は?」
「たぶんやる」
「深夜1時スタート?」
「うん」
「じゃあ、明後日は休みだから、僕も1時に朋香さんのこと想ってオナニーする!」
「何それ」
「朋香さんも僕のことを想ってオナニーしてくれない?」
「……いいよ、やる、ってか……何回か涼汰でやったことある……」
「そうっすか、その節はどうも・笑」
「いえいえこちらこそ。……じゃあさ涼汰……お願いがある」
「何?」
「涼汰のチンコ、動画撮ってもいい?」
「いいよ。じゃあ朋香さんの おマンさんも動画撮っていい?」
「撮りっこしよっ・笑」
二日後の午前1時。
お互いの部屋で、お互いを想いながらのオナニーが始まった。
目を閉じ、いま朋香さんはどんなことを想像してオナってるんだろう、と、
動画を見ながら、朋香さんの私服を1枚1枚脱がせて全裸にしてベッドに寝かせた。
途中で朋香さんから空メールが一発。それを受けて僕からも空メールを一発。
僕は10分間 朋香さんを想い続けて射精。
その後パソコンへ向かい、ベッドに入ったのは2時を過ぎていた。
そろそろ眠りに落ちそう、と意識が遠のいた2時20分、メール受信。
朋香さんからのメールは「よかったよ」
朋香さん今いったのか。長かったな。
1時間20分も俺でやってくれたのか。
わずか10分しか朋香さんを想わなかったことを申し訳なく感じた。
おやすみなさい。
カラーの良い夢見ようね。